去る7月19日から21日までの3日間、駒澤大学の学生支援の一貫で「食支援プロジェクト4」を開催し、3,301名の学生さんが同校の記念講堂へ来場し、約9万食以上の食料品や、1万点以上の文具などが無償配布されました。
大学の素晴らしい取り組みです!!
詳しくは
↓↓↓↓
https://www.komazawa-u.ac.jp/campuslife/scholarship/compassion/2022.html
ここで配布された食料品は、フードロス対策になる食品を中心に大学側が購入、または協賛企業から寄贈されたものでした。
アイムライズは、JALUX様の賞味期限が迫っていた「うどんですかい」(カップ麺)をメーカー様のご承諾をいただき、駒澤大学様にご提案し購入いただきました。
(1)学生に良し
コロナ禍にくわえ、インフレが加速し生活が大変な学生さん達への生活支援。特に地方から出てきた一人住まいの学生さんにとっては、大変嬉しい支援です。
2)大学に良し
このようなプロジェクトで大学側が積極的に学生さんの生活を支援することにより、大学の取り組みに感謝する学生も少なくないでしょう。大学合格を目指す受験生にも良いイメージをもって貰えると思います。また、大学によるSDGsの具体的な取り組みとして、実施していることは更なる社会貢献にも繋がります。
3)メーカーに良し
今や賞味期限が迫っている食料品を廃棄することは、なるべく避けなければならない状況です。廃棄物を増やし、処分するために多くのエネルギーを使い、CO2排出を放置し続ければ、その企業の社会的評価にも関わります。
持続可能な社会へ向け、多くの企業はSDGsに取り組み、明確な目標を掲げ、実行しています。食品ロスを削減し廃棄を減らし、更に過剰在庫(未販売在庫)が販売され、キャッシュ化されることはメーカーにとっても良し、となるはずです。
小売市場で安売り販売されるのでなく、今回のように大学側に購入いただき、学生に無料配布されるのであれば、メーカーや商品のブランドイメージを壊すことも無いし逆に、これから就活するという学生には良い企業イメージにつながると思います。
4)最後にわが社にも良し(三方良し+1)
もちろん我が社にとっては、食品ロスの削減対象となる商品を、そのメーカーと大学の間に入り、マッチングさせることにより、商いとなり、それを積み重ねることにより双方からの信頼へとつながり、次回も「まずは、アイムライズに相談しよう」となる。結果、我が社のビジネスにもつながり、これで三方良し+1と言うわけです。
今回のことで、我々が「ある課題」と感じていた解決に僅かな光が見えた気がしました。その課題とは「PB商品(プライベートブランド商品)の在庫課題」です。
近年、大手小売業のコンビニ、大手スーパーマーケット、小売量販店などが、他社との差別化戦略、コスト低減を目的としてPB商品を積極的に開発、販売し、そのシェアは拡大しています。
どんどんとPB商品が増え続ける中、我々が以前より気になっていたことは、
一般的に利益率が高いとされているPB商品を、各社が大量に製造し、自社販売網(系列グループ)のみで販売されています。当然系列以外の店舗での通常販売はもちろん、ローカルスーパやディスカウントストアでの販売などはもってのほかです。そんな状況でPB商品がどの程度販売されずに廃棄されているのか?結構な量が廃棄されてしまっているのではないか?という疑問でした。
我々は、PB商品を製造するメーカーや販売元である小売側の情報はわからないので、どのような現実になっているのかは、わかりません。もしかすると、適正在庫、適正販売されていて廃棄は殆どないのかもしれない。それであれば問題はないのですが、どうなのだろうか???
もし、この辺の事情をご存知の方がいたら、是非お教えいただきたいと思います。
仮にPB商品の結構な量が廃棄されているとしたら、今回のような大学主催の学生支援を活用するのも一つの手段ではないでしょうか?
賞味期限が迫っている食品を、大学側で安く買取っていただき学生に無償提供する。
このような流れを積極的に行い、広めることにより、PB商品の在庫課題を解決するきっかけになるのでは無いだろうか?
今回のようなプロジェクト以外にも、流通チャネルを少し変えたり、新たに創ることによって、PB商品の在庫課題を解決できそうだと、わずかですが光が見えた気がしております。
本プロジェクトに協力できたことは、我々にとってとても良い学びになりました。
PB商品の食品在庫買取相談、大学の学生支援の相談などありましたら、アイムライズにお問い合わせ下さい。一緒になって解決しましょう。